LED脱毛のメリット・デメリットとは?光脱毛との違いについて

脱毛機の導入を検討している人の中には、LED脱毛と光脱毛で迷っている人もいるのではないでしょうか。今の主流は光脱毛ですが、LED脱毛を導入するサロンが徐々に増えています。

脱毛機を導入する上で効果を実感できるだけでなく、メリット・デメリットを把握しておくことが重要です。今回は、LED脱毛のメリット・デメリット、光脱毛との違いについて解説します。

LED脱毛機について

光源にLEDランプを使用している脱毛機であり、他の脱毛機とはレーザーの波長が異なるのが特徴です。医療資格が無くても導入可能であり、低価格で施術できます。技術革新による脱毛機の小型化も年々進んでいるので、脱毛専用サロン以外でも導入しやすいと人気を集めています。

脱毛機によっては施術後の冷却が不要なものもあるので1人あたりの施術時間が短縮され、店舗の回転率を向上させることが可能です。

LED脱毛のメリット

ここでは、LED脱毛の3つのメリットについて説明します。

・低刺激で施術可能
・短期間で施術可能
・毛質に影響しない

それぞれ説明します。

低刺激で施術可能

LED脱毛は低刺激で施術可能なので、ほぼ痛みを感じることはありません。
従来の脱毛機はメラニン色素や毛根に光を照射することでダメージを与える脱毛方法なので、刺激が強く痛みを感じることがほとんどです。

LED脱毛は肌内部の毛を生成する元の領域に低い熱でダメージを与えることで発毛抑制を促すことになります。脱毛に興味はあるけれど、痛みを不安に思う人もいるでしょう。

LED脱毛であれば痛みを感じることがほとんどなく、日焼けやアトピー肌にも施術可能な脱毛方法です。脱毛による痛みに不安がある人にとって、おすすめの脱毛方法だといえます。

短期間で施術可能

LED脱毛は毛周期を気にする必要が無いので、短期間で施術可能な点でメリットだといえます。毛は一定のサイクルで生え変わりを繰り返しており、一般的には成長期で脱毛を施すのがほとんどです。

成長期は毛根内の細胞が活発であり、脱毛機のレーザーを毛根に照射するために成長期で施術することになります。LED脱毛は毛根ではなく、肌内部の毛を生成する元のバルジ領域にレーザーを照射するので、毛根内の細胞の状態に依存することはありません。

脱毛サロンの利用を検討している人の中には、すぐにでも脱毛したいと考えている人もいるでしょう。LED脱毛であれば短期間で施術可能なので、自分の好きなタイミングで施術を終えられます。

毛質に影響しない

LED脱毛は発毛抑制で他の脱毛方法とは異なるので、毛質に影響することなく施術できます。従来の脱毛方法はメラニン色素や毛根をターゲットにしているので、産毛や白髪、細毛には脱毛効果がほとんどありません。

LED脱毛であれば、どんな毛質にも効果があり、発毛抑制効果を期待できます。従来の脱毛で効果を実感できなくても、LED脱毛であれば実感できることもあるでしょう。

LED脱毛のデメリット

ここでは、LED脱毛の3つのデメリットについて説明します。

・脱毛機本体が高額
・効果を実感しにくい
¥リピーターの確保が難しい

それぞれ説明します。

脱毛機本体が高額

LED脱毛機はランニングコストが低額ですが、脱毛機本体が高額なため初期費用をある程度用意しなければならない点でデメリットだといえます。店舗の開店資金などで費用がかさんでしまった場合、脱毛機の導入を検討せざるを得ないこともあるでしょう。

脱毛サロンを開店する上で、光脱毛機を想定して予算を組んでいることで、資金繰りに失敗する可能性があります。本体価格が高額になりやすいLED脱毛機を導入する際は、従来の脱毛機よりも新しい技術であるがゆえに、高額になりやすいことを理解しておくことが重要です。

効果を実感しにくい

LED脱毛は発毛抑制目的であるため、医療用レーザー脱毛などと比べると効果を実感するまでに時間がかかりやすいのがデメリットです。施術後すぐに毛が抜け落ちることがないので効果が見えにくく、長期的な視野を持つ必要があります。

効果をすぐに実感したいのであれば、LED脱毛はあまりおすすめできる脱毛方法ではありません。効果が出にくいことで焦るかもしれませんが、他の脱毛方法との違いを理解し、定期的に施術をすることが重要だといえます。顧客との摩擦が生まれないように、事前に効果が出にくい脱毛方法だということを伝えておくようにしましょう。

リピーターの確保が難しい

LED脱毛は効果を実感するのに時間がかかることで顧客の理解が必要となるため、リピーターの確保が難しい点が挙げられます。安定的な売上につなげるにはリピーターが定着する必要があり、効果を実感できないことで他のサロンに流れてしまうかもしれません。

LED脱毛を施す上で、顧客との信頼関係の構築が重要だといえます。顧客との信頼関係を築くためには、顧客の理解が必要になるので施術に関する説明を丁寧に行なう必要があります。リピーターの確保のためにはLED脱毛に関する深い知識が必要であり、顧客との信頼関係を築くようにしましょう。

LED脱毛と光脱毛の違い

ここでは、LED脱毛と光脱毛の3つの違いについて説明します。

・年間電気代
・脱毛効果
・肌への影響

それぞれ説明します。

年間電気代

LED脱毛機は光源にLEDを採用していることで、ハロゲンランプやキセノンライトを光源としている光脱毛と比べると年間電気代が安くなります。光源にLEDを使用することで熱変換効率が高く、少ないワット数でも高い脱毛効果があります。

光源の違いによって必要な電力量が異なり、LED脱毛機の年間電気代は光脱毛機の半分以下です。LED脱毛機には1kgにも満たないほどに小型化されている製品もあり、必要ワット数も少なくなっています。年間電気代を抑えられる脱毛機を導入したいのであれば、LEDの方がおすすめだといえるでしょう。

脱毛効果

それぞれメカニズムが異なるので、脱毛効果にも違いが生じます。LED脱毛は肌内部の毛を生成する元の領域に発毛抑制を促す脱毛方法であり、産毛や細毛などどんな毛にも脱毛効果があります。

光脱毛はメラニン色素に反応して毛根にダメージを与える方法なので、メラニン色素が少ない産毛や細毛には脱毛効果がほとんどありません。年齢や性別、毛質に影響することなく脱毛可能なLED脱毛に対して、光脱毛は脱毛効果に大きな違いがあるといえます。

肌への影響

それぞれの違いにおいて、肌への影響が挙げられます。

LED脱毛は肌内部の領域に低い熱でダメージを与えることで低刺激であり、痛みを感じることはほぼありません。光脱毛はメラニン色素や毛根に光を照射することでダメージを与えるので、肌にチクッとした痛みを生じることがあります。痛みが生じていることで、少なからず肌への影響が懸念されます。

脱毛サロンの利用を迷っている人の中には、肌への影響を懸念している人もいるでしょう。肌への影響を最小限にして脱毛したいのであれば、LED脱毛がおすすめだといえます。

LED脱毛のメリット・デメリットや光脱毛との違いに関するまとめ

LED脱毛機はLEDランプを使用しており、医療資格が無くても導入可能です。施術後の冷却が不要な製品もあり1人あたりの施術時間が短縮されるため、店舗の回転率を向上させることが可能なので人気が高まっています。

低刺激・短期間で施術可能なメリットがある一方、効果を実感しにくくリピーター確保が難しいデメリットがあります。安定した売上のためにはリピーターが必須であり、顧客との信頼関係を築くことが重要です。

LED脱毛を導入するのであれば、従来の光脱毛との違いを理解しておく必要があります。LED脱毛は光脱毛と比べると脱毛効果が幅広いだけでなく、肌への影響が少ないことが挙げられます。どんな毛質にも対応したいのであれば、LED脱毛の方が優れているといえるでしょう。

エステ脱毛・脱毛サロンの光脱毛は抜けない?IPL脱毛・SHR脱毛・SSC脱毛・ハイパースキン脱毛の違い

エステ脱毛・脱毛サロンでの脱毛を考えている人はどこで施術を受けたらいいのか?
どんな脱毛が自分に向いているのか迷うことも多いと思います。また、どんな種類があるのか、それぞれの特徴や効果があるのか、エステ脱毛・脱毛サロン選びについてご案内します。

光脱毛の種類。IPL脱毛・SHR脱毛・SSC脱毛・ハイパースキン脱毛の違い

エステ脱毛・脱毛サロンにはいくつかの種類がありますが、エステやサロンで施術できる脱毛のほとんどは光脱毛です。
医療機関でしか施術することができない「医療脱毛」はレーザー脱毛と呼ばれ出力も強いので医師免許を取得した医師や、その管理の下で看護師が行う施術です。

エステで行う「光脱毛」は光を照射して明るさを感じることから、フラッシュ脱毛とも呼ばれています。

光脱毛はメラニン色素に反応して熱を作り出し、その熱で毛根や毛包にダメージを与える施術です。
医療脱毛と比べて出力が弱いので、毛の成長を抑えたり毛を細くした減毛する効果がありまが、永久脱毛にはなりません。

光脱毛は大きく分けてIPL脱毛、SHR脱毛、S.S.C脱毛、ハイパースキン脱毛の4つの種類があります。

光脱毛の種類 ①IPL(インテンスパルスライト)脱毛とは?

「IPL」は、「インテンスパルスライト」のことで、光を照射してメラニンに反応させて熱を作り出し、毛が生えてくる元になる毛細胞にダメージを与える方法です。
キセノンランプという光を使います。この光は肌の表面で熱が吸収されやすい特性があり、痛みを感じることがあります。「輪ゴムではじかれたような痛み」と表現されることもあります。

比較的広い範囲に照射できるので短時間で施術ができるというメリットがあります。
一方で、メラニンに反応するため太い毛には効果が出やすいのですが、細い毛や産毛、白髪などでは脱毛効果が出にくいという特性があります。ほくろや日焼け肌はメラニン色素が濃くやけどのリスクがあるため施術できません。

また成長期の毛にしか効果がないため、毛周期に合わせて施術を行う必要があります。

毛周期とは「成長初期→成長後期→退行期→休止期」の4段階サイクルを繰り返す

【IPL脱毛のメリット】

・広い範囲に施術できるので短時間できる
・繰り返すことで毛が少なくなる、細くなるなどの効果を感じられる
・フォトフェイシャルなど美肌機能が期待できる

【IPL脱毛のデメリット】

・痛みがある
・やけどのリスクがある
・毛が細くなると抜けにくくなる
・まぶしい

光脱毛 ②SHR脱毛(蓄熱式)とは

SHR脱毛は、Super Hair Removal (スーパー・ヘアー・リムーバル)の略称で、日本語だと『蓄熱式脱毛』と呼ばれます。

SHR脱毛は毛根や毛母細胞をターゲットとしている「IPL式」とは違い、バルジ領域という発毛を促す指令を送る働きをしている細胞にアプローチする脱毛方式です。

毛根の細胞は200~250℃程度の熱がないとダメージを受けませんが、バルジ領域は60~70℃でダメージを与えることできます。
SHR式では弱い光を重ねて熱を作り出し、バルジ領域にアプローチします。メラニン色素に反応させないため痛みが少なく、毛周期にも関係なく施術ができます。
最短2週間で施術ができるので、脱毛期間が短縮できるメリットがあります。

また、SHR方式では、メラニン色素に反応させないので、日焼け肌やホクロの部分でも脱毛が可能です。メラニン色素が少ない産毛や細い毛、白髪などにも反応するので、光脱毛で抜けにくかった毛にも対応できます。

「これから生えてくる毛」を抑えるという方式なので、IPL式に比べると最初の効果を感じるまでに時間がかかります。

SHR脱毛のメリット

・痛みがない(少ない)
・表皮への刺激が少ない
・毛周期に関係なく施術できる
・日焼け肌や白髪にも効果がある
・まぶしくない

SHR脱毛のデメリット

・即効性がない
・蓄熱が十分にできる機会でないと効果がない

光脱毛 ③SSC脱毛とは

SSC脱毛は、(Smooth Skin Control)(スムース・スキン・コントロール)の略称で、日本語にすると、滑らかな肌をコントロールするという意味です。

SSC脱毛はビーンズジェルというジェルを塗ってから、クリプトンライトという光を浸透させることで、抑毛効果を出すという脱毛方式です。

イタリアの医療機器メーカーが日本人向けに開発したもので、光のエネルギーが弱いので、刺激の強いものが苦手な人や肌が弱い人には安心できる方式です。

また、毛根や毛母細胞にアプローチする方式ではないので、毛周期に関係なく、最短2週間で施術が可能です。

弱い光と抑毛ジェルの組み合わせによって効果を出すので、減毛はゆるやかです。
太い毛やヒゲなどには効果を実感するまでにかなりの時間がかかります。

SSC脱毛のメリット

・敏感肌・肌が弱い人にも施術ができる
・やけどなどのリスクがない
・美肌効果がある

SSC脱毛のデメリット

・効果実感が弱い
・脱毛完了に時間がかかる
・太い毛やヒゲなどには向かない

光脱毛 ④ハイパースキン脱毛

ハイパースキン脱毛は弱い光で「バルジ領域」にダメージを与える蓄熱式の脱毛法です。
今生えている毛ではなく、毛が生えてくる前の「休止期」と言われる時期に行う脱毛法です。

メラニン色素に反応させて熱を作り出す方式ではないため、白髪や産毛、日焼け肌にも施術が可能です。

体感温度は38℃程度でほんのりとした温かさがありリラックスして施術を受けられます。敏感肌の人やキッズ脱毛としても人気です。

「休止期」の毛にしか効果を発揮できないので、脱毛期間が長くなることや、効果実感に時間がかかることがデメリットです。

ハイパースキン脱毛もメリット

・敏感肌・肌が弱い人、キッズ脱毛でも安心
・痛みに弱い人や光脱毛に不安がある人にも進めやすい
・美肌や美白の効果もある
・やけどのリスクがない

ハイパースキン脱毛のデメリット

・休止期の毛にしか効果がないので時間がかかる。
・太い毛やヒゲは効果を感じにくい
・新しい脱毛方式で実績が少ない

光脱毛の種類についてまとめ

光脱毛と一口で言っても、IPL脱毛・SHR脱毛・SSC脱毛・ハイパースキン脱毛 などのさまざまな種類があります。また、メーカーごとに独自の脱毛方式を命名していたり、SHR脱毛であっても、メーカーごとに定義が異なることがあります。

業務用脱毛機を選ぶ際には、脱毛方式については、事前にメーカーにきちんと問い合わせ・確認をして下さい。
また、今は光脱毛機以外の次世代のLED脱毛機も登場し始めておりますので、光脱毛以外の選択肢も考えてみるといいかもしれません。

おすすめ業務用脱毛器